お知らせ
皆様、こんにちは。
社労士の伊牟田です。
皆様は「行動経済学」という言葉をお聞きになったことはありますか?
私は最近、知りました。
2017年、米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授が行動経済学を研究し、ノーベル経済学賞を受賞しました。
米国で行動経済学の研究が進んでいる理由は「モノが売れる」「お金になるから」です。
人は合理的に行動するわけではありません。
むしろ非合理的です。
質問1
ゲームを楽しんでいる被験者に対し、1ゲームごとに報奨金を出すようにすれば生産性は上がるのか? 下がるのか?
質問2
保育園のお迎えに遅刻するお母さん達に、罰金を徴収することにした結果、遅刻は減ったか? 増えたか? それとも変わらなかったか?
1の結果は「生産性は下がった」
2の結果は「遅刻が増えた」
1の理由は、夢中でやっていたゲームにお金がでるようになったら、1ゲーム終える毎に休憩を取るようになったため。
2の理由は、謝りながらお迎えに急ぐお母さん達が「払えばいいか」という心境に変ったため。(更にその後、罰金制度をやめても遅刻は元には戻らなかった)
人事評価制度についてもあてはまる話です。
「お金をやるなら頑張るだろう」は間違いです。
お金を払うのは悪いことではありません。
しかし、お金が全てではありません。
好きな人に仕事を頼まれたら、お金をもらえなくてもよろこんでやります。
嫌な人に「お金をやるから仕事しろ」と、言われてもしたくはありません。
そこです。
よいお時間をお過ごし下さい。
伊牟田社会保険労務士事務所
株式会社ヒューマンパワー
労働保険事務組合 御結会
電話:096-357-0008
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